THAI DE CLIMB

今年も年度末には有給が余ってるんだろうし1人で近場の海外をプラプラして岩でも見て来ようかな～　とか前から思っていたんですが、
「短くてもいいなら私も有給とれるかも」とのSTM様の天の声が。
それならビレイヤーの心配せずにルート登れるじゃないか！と調べだしたのが今年になってから、
そしてSTMさんの有給取得が現実味を帯びてきたのは2月くらい。
日頃の行いか、狙っていた航空券はタッチの差で売り切れてしまい乗り継ぎにかな～り待たなければならない便に。それでも短いながらもなんとか3日間くらいは登れそうな日程が組めたのでマレーシアのクアラルンプール経由で試しにタイに行ってみることに。

結果から言うと、全くちゃんと登れてないです。

なぜかというと、初日の2便目を登り終わってランディングする時に軽くブラーンブラーン振られていたのですが、着地の時後ろにある岩に気付かず右足のふくらはぎをパッカァーンとぶつけたのが原因。
そこまで強く当たったわけでもないのになんだかスゲー痛い。
まあでも打撲だろうし15分も経てば痛みも引くだろうと高をくくっていたのですが…ゼンゼン痛みが引かず、30℃台後半の暑さのなか冷やしようもなく、結局日本に帰ってくるまでずっと片足引きずってました。

日本に帰ってきてから病院で診てもらったところ、
ふくらはぎの筋肉が伸びきった時に（爪先がおもいっきり上がった状態）、そのタイミングで打撃を受けると筋肉の反射的収縮が起こり、過剰な張力が生じることになり比較的小さい衝撃でも筋線維の断裂につながることがあるのだとかないのだとか。
そのタイミングでって、どのタイミング？
タイまで来てるこのタイミング？？
いや、自分が悪いんですけど。
まだ2便目でなにやってんだかって話なんですよホントにもう。
まあそれでもビールとロキソニンと「せっかく来たんだし」という諦めの悪さに支えられ、簡単なの選んでなんとか登ってきました。

人が痛がってんのに
「ほら、筋肉が切れたところは触ると凹んでるでしょう」って嬉しそうに触診する医者の顔は忘れない。







登ったルート

3/19

朝イチ　7：00
－DIAMOND CAVE－
前の日にキングクライマーズが閉まっていてトポを入手できなかったので適当に歩いてたどり着いたのがここダイヤモンドケーブエリア。
見た感じ簡単そうなルートを選んでやってみることに。
①［Les Petites Oreilles  6B  21m］MS/OS
簡単

②［Mosquito Coil  6A+  21m］FL
これも簡単

（2本ともホントにこのルートだったのか曖昧）
ここで足を痛めちゃったんで一旦部屋まで戻って様子見。

ハング越えた辺りが終了点　どのルートも結び替え

左のサルと同じムーブで上る人

取りつきは快適

10：00
朝食というかand昼食


昼くらい
－DUM’S　KITCHEN－
なんとか歩けそうなのでとりあえずエリアまで行ってみようそうしよう。
で、見ちゃったら触りたくなっちゃうのは仕方ない。
③［The Lion King  6C+  12m］×
核心はリーチがあるとかなり楽？引きつけて体上げればいいだけって話も。どっちにしろこの足じゃムリでした。。
直射日光くらってクライマーもビレイヤーも汗だくで敗退、どーりで誰もやってない訳だ。軽く熱中症みたいになっちゃって岩陰でダウン。


15：00
－THE KEEP－
ビール飲んで昼寝して、いくらか涼しくなってきたところで行ってみたかった違うエリアを探すことに。
ムエタイエリアを抜けて、123を抜けて、ジャングルジムエリアも抜けて、岩と岩の間の登り坂も抜けて、でもって垂直に垂れるフィックスを下りたところで着きましたよザ・キープ。でも実際は意外に近い。足引きずってても約15分。
④［Medusas's Love  6C  26m］FL
6Cってデシマルに直すと5.10ｄくらいだけどけっこう辛い。

⑤［Babo Does Thailand  6C  28m］FL
こっちもムズいけど長くて楽しい。


簡単なのばっかだけどなんだか疲れた。
夕方になってきたしビール飲みに行かなきゃだし今日はここまで。




3/20

7：00
－ONE TWO THREE－
昨日THE KEEPに行くときに通ったワン・ツー・スリーエリアに行ってみる。
朝早くならスクールもやってない。
⑥［Ling Noi  5  10m］FL
アップ

－MUAI THAI－
ワン・ツー・スリーエリアと横並びに続くエリア。行ったり来たりできる。
⑦［Nuat Hin  6A+  15m］FL

－ONE TWO THREE－
ちょっとグレードを上げてみる
⑧［Flying To The Stars  7A+  24m］×
核心ができない。でもホントの核心は潮位。
潮が満ちてきちゃってタイムアウト。
ぶら下がって休んでる時間も無く、むりやりトップアウトして下りるともうホントにギリギリでした。
スクールやってた人が荷物を波から避けといてくれた。ありがとうございます。


10：00
朝食and昼食


15：00
－THE KEEP－
午後は潮が引くので部屋から割と近いTHE KEEPに
⑨［Monkey's Bum  6B  20m］FL
このエリアで1番簡単
アップに

⑩［Lom Mon(Cyclone)  7A  29m］FL
4P目まではSTMさんが掛けてくれたのでその先はマスターで
長くてちょっと難しい核心があって、終了点での景色は最高のおすすめルート。

⑪［Gengis Bond  6B  32m］FL
二子の“悪魔の指”の何倍もあるコルネを登る。
終了点に到達する前にロープのセンターマークがビレイヤーの手元を通過する、でも伸びるから大丈夫。60ｍロープで下までおりてきて余り2ｍ。景色さいこー。

コルネもりもり

“Gengis Bond”　の途中から

ヘッ電置いてきちゃったのに薄暗くなってきたヤバいヤバい。
急いで撤収。





3/21

7：00
－ONE TWO THREE－
今日の昼にはクラビタウンへ移動するのでクライミングは朝だけ。
知らないエリアに行って迷う時間もないのでONE TWO THREEでお茶を濁す。
⑫［Massage Secrets  5  12m］FL
マルチピッチの1ピッチ目だけ。
簡単だけど下部は砂砂。

－MUAI THAI－
⑬［Nam Dtah See Sam(Orange Tears)  7A  15m］×
見た目通りのところが核心で、予想通りの感じで敗退。



これにてタイでのクライミング終了～～。

－日程－

3/17（火）
23：45　羽田発のエアアジアに搭乗

3/18（水）
06：30　クアラルンプール国際空港着　
13：30　クアラルンプール国際空港発（乗り継ぎ　待ち7時間）
13：55　クラビ国際空港着
14：30　アオナンビーチ着（バス　1人150バーツ）
15：30　ライレイウエストビーチ着（ロングテールボート　1人100バーツ）　
15：35　Railay Bay Resort & Spa　チェックイン

3/19（木）
クライミング

3/20（金）
クライミング

激うまムキムキミュージシャン

3/21（土）
クライミング 午前のみ

12：00　ライレイイーストビーチ（ロングテールボート　少し待っても乗船客が集まらないので追金して出港してもらった　トータル1人400バーツ）
13：00　クラビータウン
14：00　Hotel Just Fine Krabi チェックイン

3/22（日）
08：25　クラビ国際空港発のエアアジアに搭乗
10：55　クアラルンプール国際空港着
14：40　クアラルンプール国際空港発（乗り継ぎ　待ち3時間）
22：30　羽田国際空港着（荷物待ち＆駐車場へ移動に1時間）

3/23（月）
01：00　帰宅